ブログを更新していない間に、体外受精をした。
最後の卵で、最後の体外受精にするつもりだった。
12月23日。
年末年始の休みの間は、そういう「これで最後なんだ」感がすごくて、色々なことが手につかなかった。
コロナもあり、初めて帰省せずにすごしたことも重なって。
最近のマイブームになっている、武蔵野台地探検(という名の長距離散歩)を精力的にこなしつつ、元旦は初日の出も拝みに行かず、完璧な(?)寝正月を過ごした。
年明けすぐ、1月3日の血液検査で陽性。
翌週の再検査でも順調。胎嚢も見えた。
でも、そう。一年前はこのタイミングで流産してしまったから、ここまで来ても全然喜べず、不安な日々を過ごした。
トイレに行くたびに、真っ赤な鮮血が出ていないか不安になった。
そして1月20日、ついに最初の壁だと思っていた心拍を確認した。
エコーで拡大すると、小さく、小刻みだけどしっかりと動いてるのが見えた。
思わず声が出る。
そしてさらに先生が位置を変えると、鼓動の音も聴こえた。すごく早く動いていた。
私たちの倍くらいかな?(150BPMくらい)
「もしかしたら来週来てもらう時は、もう紹介状書くことになるかもしれないので、病院探しておいてくださいね」
と先生。
進んでは戻ってきたこの道を、初めてこんなに遠くまで来ている。
まだまだ気は抜けないけれど。少し出血しているし。
嬉しいはずなのに、それどころではなくなって、新しく目の前に積み上がったものを見上げながら、今、忙しく過ごしている。
妊娠するためのことはいろいろ考えてきたけど、生まれてくるためのことなんて、まだ全然考えてもいなかった。
目の前のことに追われすぎなのか、あるいはわたしには大切な感情が足りないんだろうか。
そういえば、お節を初めて作った。
なかなか楽しかった。
そしてお雑煮。うちは祖母の実家が群馬なこともあり、上州風。
がっつりお出汁取って作った。
美味しかった。