千葉県の土気(とけ)にある「ホキ美術館」へ。
磯江さんの作品があるということで、ずっと気になっていた美術館。
スペイン現代写実の企画展をやっているということで、この機会に行ってみることに。
せっかくなので鑑賞ツアーにも参加。(おすすめ)
作品を観ながら、ふふふと笑ってしまうような小ネタとともに作家の紹介をしてもらう。
写実ばかりが並んでいるから、「写真のようだ」と言いたいところだけど、何かがそうさせない。いわゆる写真そっくりに描かれたハイパーリアリズムとは、似ているようで全然違う。
ホキ美術館の集める写実画は、見えない何かまで描こうとする気迫に溢れた作品ばかりだ。
写実画をこれだけ見られる美術館は世界的に珍しく、ホキ美術館とスペインのMEAM美術館だけだそう。
スペインの写実は、日本の写実とはまた違う思想を持っているらしい。
日本は客観的な視点で描く作品が多いのに対し、スペインは主観的なものが多いそう。
比較しながらみると面白い。
そして、最後に建物のこと。
すごく変な建物だ。
宙に浮いている。
どうして日本とスペインだけで写実画が発展していったんだろう。
いろいろと想像した。
土気(とけ)、いいところだった。