－ 岩井 希久子 著。
たまたま図書館で目について読んだ本。
数々の有名な絵の修復をしてきた、岩井さんご本人によって書かれた本。日本には修復家が少ない現状を知った。
海外では美術館に専属の修復家がいることが一般的なのに対し、日本はそうではない。ずいぶんと遅れているらしいと書かれていた。
遅れているだけなのか？
絵を買ったらそれでおしまいという事態は、次の世代に繋げていこうとか、創り出されたものを大切にしようという意識の低さがまさに現れてしまっているような気がした。
「絵は生きています。」
という言葉が印象的だった。
展覧会に行ったとき、ふと絵の状態が気になるようになった。近くでじっと見てみた。
今までなかった視点をくれた本。
