卵管造影検査

今回は卵管造影検査のことを書こうと思う。

 

まず、卵管造影検査とは。。

膣からカルーテル(細い管のようなもの)を入れ、造影剤を注入してその様子をレントゲンで診察する検査。それによって卵管の詰まりがないかどうか、子宮の形態に問題がないかどうかをみるもの。

 

人工授精(AIH)を始めるにあたって、「せっかく精子を直接子宮に入れても、卵管に問題があって精子卵子が出会えなかったら意味がないんじゃないか」という疑問が出てきたので、受けることに。

 

卵管造影検査は、不妊治療のなかでも一番痛い検査と言われていて、中には失神するひとや、中断する人もいるらしい。

でも検査にはメリットもあり、検査後6ヶ月間は妊娠率が上がるそう。

この6ヶ月は妊活の「ゴールデンタイム」と呼ばれている。

 

調べたところ、卵管造影検査後の妊娠率は、23%~40%程度。確かに、高いのかな?(詳しくはお調べください)

 

倒れた時の緊急連絡先や同意書を書いたりして、なにはともあれ、11月22日(生理後)に受けたのだった。

 

当日のことも書く。

 

まずは診察台でカルーテルを入れた。(太さ2~3mmだそう)

鈍い痛みはあったけど、これは耐えられる程度。そして、なんとも情けないけどそのカルーテルを入れたまま(ぶら下げたまま?)レントゲン室へ。

ロングスカートで来るように言われたのは、このせい。なるほど。。仰向けになって、カルーテルから造影剤を注入。

 

んー、そんなに痛くないかな?

 

「通りは良さそうですね、順調ですよ」と先生。

このあたりで気づいたんだけど、たぶん通りが良ければ痛みは少ないんだと思う。ほっとした。

 

でも終わりに近づいてきた時、急に強い痛みが。。思わず声が出た。

 

「あと少しあと少し、頑張ってねー。動かないで」と先生。

「いたたた。。」と声が漏れながら歯をくいしばる。動けないのがつらい。たくさん深呼吸をする。長く感じたけど、実際は15秒くらいだったんだと思う。

 

「はーい、お終いですよ。よく頑張りましたね」と看護婦さんに言われ、やっと力が抜ける。

 

痛みには強い方だと思っていたけど、もう少し続いてたら発狂しそう。。

 

そのあと5分ほど寝返りを左右に打って、造影剤を行き渡らせる。レントゲン撮影をしたら、すぐに写真を見せてもらった。

 

「子宮は綺麗な形ですね。はい。それで、これが卵管ね」

 

卵管、とっても細かった。

お裁縫で使う手縫い糸のような細さ。

 

「右側は問題ないけど、左側は途中に悪い水が溜まってる箇所があるね。卵管留水っていうんだけど。もしかしたら、これも悪さをしてるかもしれないね。」

 

これって、切るとかする以外は根本解決できないらしい。やっぱりか、という気持ち。

 

でもまたひとつ原因がわかった。

右側は大丈夫だし。そんなに落ち込むことはない。卵管造影検査は終了。所要時間は30分ほど。

 

そして、この時同時に受けたエコー検査で、内膜ポリープが見つかったのだった。

 

それはまた今度書こう。

 

ではでは。