無事に保育園が決まった。

歩いてすぐの、近所では珍しく園庭がある保育園へ通うことに。

よかった。ひと安心。

 

そして5ヶ月になったので、離乳食も始めることに。

食卓を一緒に囲んでいると口をもぐもぐしたり、食べることには興味があったようで、一口目はすんなり受け入れてくれた。

野菜やお魚はこれから。

なにもかもが初めてだと思うと、見ているこっちもワクワクする。

どんなものが好きになるのかな。

 

朝ごはんを食べたら、たいてい外に出る。

うちの目の前の道路は車の往来がほとんどない。小学生の通学路で、近所の人の裏道のようになっている。

そこで30分ほど立ち止まって日向ぼっこする。隼くんが眠くなったら、そのままお昼寝。

 

毎日だからいつの間にか顔見知りになる人もいる。年配の方は、特によく声をかけてくれる。挨拶をする。

 

5年以上経つのに、近所のことをあまり知らなかったんだなと気づく。

 

ひとところに立って、行き交う人を見送る。

暖かい日差しが、まぶたにかかる。

 

育休、死ぬほど大変なんだろうと腹を括って望んだけど、思ったよりずいぶん楽しめた。

隼くんは手のかかる方のようだけど、それでも毎日は穏やかに過ぎる。

なにより、前向きな苦労だから頑張れる。

出産もそうだった。とんでもなく痛いんだけど、前向きな痛み。

 

いろんなことに「まぁいっか」と言えるようになった。これはよかったなと思えることのひとつだ。

 

春からは仕事へ復帰。

のんびりした日々も、ついに終わるんだろうか。