離乳食。
先週から始めてみたけれど、最初のひと口からなかなか進まない。
苦そうな顔をしてお粥を口から出して、次のひと口はそっぽ向く。
あー早かったかなぁ、少しおやすみするかなーと心に決めた昨日、ふと麦茶をスプーンであげたら、嫌がらずに飲んでいる。
もしかして、お粥もさらさらなら飲めるのかな?と思いつく。
ぽってりしていると食べやすいと書いてあったから、ごはん粒を濾してペーストにしていたけど、まずは上澄みの重湯の部分だけあげてみるのはどうだろうか。
今日は無理せずにテーブルに置くだけにしようねと、お粥は作っただけであげずに、私たちが食事をはじめると、なんだか興味ありそうに手を伸ばす。
ちょっとだけあげてみると、昨日あんなに嫌がっていたのに、今日は勢いよく口を開けてスプーンに突進。
食べてくれた、というか飲んでくれた!
飲み込みやすかったのか、吐き出すこともなかった。
まるで「今日は絶対やってやるんだ」とばかりに、相変わらず苦々しい顔をしながらがんばった。4口飲んだ。
そういえば昨日は終わったあと、悔しそうというか、悲しそうな声でくーんくーんと言っていたっけ。
いろいろ本人なりに考えて、今日にのぞんだのかしらと、勝手に解釈する。
隼くんは、慣れるのに時間がかかるのかもしれない。
ものに触れる時も、そうだった。
泣きながら嫌がりながら、なんとかやろうとするのがすごいなぁと思う。
みんな初めはそうなのかもしれないけれど、そんな姿を見ると、心底感心してしまう。
ついつい可哀想になって、嫌そうならやめたくなるけど、気長に見守ることって大切だ。
そんなアドバイスをよく見かけるけど、食事が嫌いになってしまっては悲しいし、気長になるのは案外難しい。
とにかくもう少し続けてみよう。
お互い、がんばろうね。