ハードなパンを焼く 24回目(じゃがいもパン?芋でカンパーニュ編)

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じゃがいもパン、と呼べばいいのかな。

小麦粉の代わりに、一部じゃがいもを生地に練り込んだパンを作ってみました。

 

じゃがいも 1個分

 ※ふかしたあとの重量約120〜130g)

小麦粉 120g(強力粉110g+ライ麦10g)

 ※強力粉:テリア南部80g+メルベイユ30g

水 30g

塩 5g

ドライイースト 小さじ2/3

オリーブオイル 小さじ1

 

じゃがいもは皮をむいて小さく切って電子レンジで5分あたためる。

潰して、しっかり冷ましておく。

材料を全て混ぜて10分ほど捏ねる。

 

捏ね始めはどうなることかと思ったけど、だんだんいつものパンのように捏ねられるようになってくる。

 

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ちゃんとまとまってくれた。

一次発酵は室温28度で約90分かかった。

2倍くらいに膨らんだら頃合いだと思う。

パンチを入れて、二次発酵。

これも90分くらいかかった。

ステンレスのボールをかぶせて、240度のオーブンで10分。その後ボールを取って210度で8分。

 

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クープがしっかり出ている。

あまり膨らまなくて、小麦粉だけで作るときよりひとまわりかふたまわりくらい小さい。

オーブンを開けると、ほのかにじゃがいもの香りがした。

 

味はというと、塩味がかなり強めに出る。

でも「食事パン」という感じで、乗せて食べる食材を引き立たせている感じがした。

ベーコンとチーズを乗せたら、とても美味しかった。

バターと蜂蜜も、塩味で甘味が引き立つのがいい。

 

じゃがいもパン、面白かった。

また挑戦してみたい。

 

 

 

 

 

ハードなパンを焼く 23回目(乃がみ風の角食編)

ハードなパンではなく、今回はふわふわソフトな食パン。

生クリームが余ったので、しっとり乃がみ風食パンに挑戦することに。

 

乃がみ風レシピはいろいろあったけど、手持ちの材料で試せるようにちょっと調整。

生クリームや蜂蜜、バターの入ったリッチな配合が特徴のよう。

 

実験的だしネットのものを参考にしたのでレシピは省略。

 

小麦粉の種類(メルベールをメインに、カメリアを少し加えた)のせいなのか、全然まとまらなくて慌てた。

15分経ってもこんな感じ↓

べったりくっつく。

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小麦粉を少し足して、ようやく落ち着いた。

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30分もかかってしまった。

いつものごとく、一次発酵にも二次発酵にも1〜1.5時間ほどかかる。

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やっと焼き上がり。

全部で5時間くらいかかってしまった。

 

わたしの持っている型はやっぱり少し大きいようで、生地が天井まで達しなかった。

 

オーブンからはふんわり甘い香り。

久しぶりにこういうパンを食べる。

美味しかった。けどすごく大変だった。

そして筋肉痛にもなった。

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切るのを躊躇うほどふんわりしていたので、手で割った。

そのまま食べても美味しい、という話をよく聞くけど、本当にそう。

甘みも風味もある。

 

材料がいろいろ必要で、リッチなパンだった。

美味しいけど、やっぱりシンプルなレシピでできるパンの方が好みかも。

 

 

ドーナツの穴を空白として捉えるか あるいは存在として捉えるか

朝からドーナツを揚げた。

 

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小麦粉 250g

サラダ油 小さじ1

砂糖 70g

ベーキングパウダー 小さじ2

たまご 2個

(お好みで)砕いたアーモンド 適量

 

全部混ぜて、まとまってきたら手で捏ねて、30分ほど寝かせる。

生地を1〜1.5cmほど広げて、コップなんかで型抜きして、低〜中温で揚げる。

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なんだかサーターアンダギーのよう。

懐かしさのあるドーナツ。

オールドファッションや、流行りのふわふわドーナツとは程遠い。

 

ぷちぷちと小さく弾ける泡の音を聞きながら、穴のことを考えていた。

 

『ドーナツの穴を空白として捉えるか

あるいは存在として捉えるか』

 

村上春樹さんのこの言葉は、ふいに頭の中でわたしに問いかける。

 

まあともあれ、出来上がったドーナツの穴はずいぶん小さかった。

空白として捉えるのは難しいくらいだった。

 

 

ハードなパンを焼く 22回目(メルベイユでハードあんぱん編)

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初めての小麦粉、メルベイユ。

フランスの小麦粉で、『素晴らしい』という意味だそう。

長い間品種改良されずいたというのは、改良の余地がないくらい品種ということなのかな。灰分が高いので、味わい深さを期待している。早くカンパーニュも試してみたいな。

 

でも今回は初・あんぱんに挑戦。

ずっと作ってみたかった。あんぱん。

 

〜生地 10個分〜

小麦粉 メルベイユ 235g

小麦粉 カメリアスペシャル 15g

 ※メルベイユだけでもいいと思う。

牛乳 150cc

砂糖 15g

ドライイースト 小さじ1/3

塩 5g

 

〜中身 10個分〜

バター 20〜30gほど

あんこ 300〜330gほど

※乾燥小豆100gを茹でるとこのくらい。

 

・生地作り

小麦粉、砂糖、牛乳を入れてまとめて、ラップをかけて30分馴染ませる。

その後塩とイーストを混ぜ入れて10分、膜が張るまで捏ねる。捏ね上がり温度は24°。


・一次発酵

24°〜27°くらいを90分ほど保ち、2倍に膨らんでもらう。途中パンチを入れる。


・二次発酵

生地を取り出し、ガスを抜き、広げる。

ひとつ40g程の大きさに分ける。

生地を丸く広げて、餡とバターを乗せる。

四隅を集め寄せ、さらにその間の四隅を集めて、つまんでまとめる。

 

28〜30°で生地が2倍に膨らむまで置く(30〜40分ほど)。

オーブンは180度まであたためておく。

オーブンで180度で15分ほど。

出来上がり。

 

↓広げたところ。9cmくらいかな。

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↓餡とバターを乗せる。

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↓端を集めて、つまんで閉じる。

空いていると餡が出てきてしまうのでしっかりと綴じる。

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↓クッキングシートに並べて二次発酵。

実は、餡が足りなくなってひとつだけ餡なし。

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↓焼いてる間に、少しバターが溶け出していたものもあった。

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↓裏はこんな感じ。

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メルベイユ、少し黄色味がかっていて、思った通り小麦粉の味がしっかりする。

ハードブレッド専用ERに近い味だと思う。

 

餡は、なかしましほさんの『かたあんこ』を参考に半分の量で作った。

甘さ控えめ。そのまま食べても美味しい、豆々しい出来上がり。

 

そしてあんぱんはというと、よくあるあんぱんとは違う、ワイルドなあんぱんになった。甘さが控えめだし、粒感の強い餡が、焼いたことでさらにパサパサしてしまった。

バターも、あまり効いていない。ぼんやりした感じ。甘みも塩っけも、もうちょっと欲しい。牛乳も、必要だったか定かじゃない。

 

これは、すごく改良の余地がある。

クリームチーズとか、生クリームとか合わせるのはどうだろう。

まぁ、なんだかんだこのままでも美味しいんだけど。

 

と、考えながら食べた。

 

うーん、これこれ。と言ってみたい。

旅は続く。

 

 

ハードなパンを焼く 21回目(トラディショナルでライ麦カンパーニュ編)

ライ麦の配合を26%に増やして挑戦。

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富澤トラディショナル 120g

カメリアスペシャル 50g

ライ麦 60g

塩 4g

ドライイースト 小さじ1/3

水(常温)156cc(加水率68%)

 

・生地作り

小麦粉と水をヘラで混ぜ合わせる。

ラップをかけて30分程度馴染ませる。

その後、塩とイーストを混ぜ入れて10分、膜を張れるまで捏ねる。

捏ね上がり温度は22〜24°。


・一次発酵

22〜24°くらいを30分ほど保つ。少し膨らんできたら冷蔵庫へ。一晩、12時間程度かけてゆっくり発酵させる。

途中2〜3回パンチを入れる。

 

・二次発酵(翌朝)

小麦粉を手と台にまぶしてから生地を取り出し、丸める。縦に三つ折り、横に三つ折り。

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生地はとても大事に扱う。よく伸びるけど、ちぎれたり切れたりしないようにする。

 

表面はピンと張った状態にする。

27〜28°で生地が2倍に膨らむまで置く(30〜40分ほど)。

オーブンは、余熱で250度まであたためておく。

※余熱が完了しても5分くらい温める。

生地の二次発酵が完了したら小麦を表面に振ってクープを入れる。

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ボールをかぶせ、250度で10分、さらにボールを外し220〜230度で7分。

出来上がり。

 

美味しいは美味しいけど、前回の方が美味しかった。。配合の問題?ライ麦を増やしたのに、小麦粉の味とぶつかっているような雰囲気がある。

・カメリア …膨らんでもらうため

ライ麦…風味

という意味合いで混ぜているんだけど、何かが違うのかも。

 

そしてもうひとつ、最近気になってることが。。

切ると、少しベタついている部分がある。

もしかしたら焼き時間が短いのかもしれない。

 

まだまだ挑戦は続く。

 

 

 

 

ハードなパンを焼く 20回目(初めてのライ麦角食編)

初めての角食パン。ライ麦は8%。

ペリカンのようなシンプルでどっしりした角食パンを目指す。

いろいろ参考にしながら分量を決めた。角食の型比容積は3.5〜4.0が適正だというところ、3.2になってしまった。かなり生地量が多いけど、大丈夫だろうか。。

 

小麦粉 352g

(トラディショナル180g / カメリア スペシャル142g / ライ麦30g)

水(常温)240cc(加水率68%)

砂糖 28g

バター 8g

塩 5.6g

イースト 小さじ2/3

パンの型:大きめの1斤(容量2,070ml)

型比容積:3.2

 

・生地作り

小麦粉と水をヘラで混ぜ合わせる。

ラップをかけて20分程度馴染ませる。

その後、砂糖、塩、イーストを混ぜ入れて10分、膜が張るまで捏ねる。

捏ね上がり温度は24°。

 

・一次発酵

30°くらいを40分ほど保つ。

途中1〜2回パンチを入れる。

 

・二次発酵

パンチをいれ、15分休ませる。

小麦粉を手と台にまぶしてから生地を取り出し、丸める。

25cm正方形に伸ばしてから縦に三つ折りにする。 端をくるくると丸めて止めて型に入れる。

30〜33°くらいで生地が型の8割くらいに膨らむまで置く発酵させる(40分ほど)。

オーブンは、余熱で190度まであたためておく。

※余熱が完了しても5分くらい温める。

型に蓋をして30分。

出来上がり。

 

と、取り出せない。。!

周りをトントン叩いてもだめ。

仕方なく4辺に包丁を入れるけど、それでもだめ。泣く泣く半分に切った。

もう、角食の雰囲気は残っていない。

 

空焼きの失敗と生地量が原因だと思う。

空焼きしたあと、余分な油汚れを拭き取ってしまったんだけど、あれは本当は必要な油分だったんだと気づく。

なんと。もう一度空焼きしよう。。

そして生地量も、やっぱりもう少し減らしてみよう。やりすぎた。

 

でも、実はすごーく美味しかった。

トマト、ハム、クリームチーズ、粒マスタード、塩を少々。

こんなパン食べたことない!

 

まぁ、残念な見た目になったけど。

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角食パンに可能性を感じた。

 

 

ミニマルな蒸しパンをつくる

卵もバターも使わない。

すごくシンプルな蒸しパン。

ワンボール。

 

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小麦粉 100g

牛乳 100cc(100g)

砂糖 50g

サラダオイル 15g(大さじ1)

ベーキングパウダー 5g

 

きび砂糖を使ったから少し色がついた。

全部重さで計っていって、全部入れたらスプーンでかき混ぜてしまえば洗い物も少ない。

容器はお弁当用の銀紙の間にある「合紙」。

銀紙や耐熱容器(バターを塗る)もいい。

 

蒸し器で15〜20分。

 

水蒸気が出るので、蒸し器のふたには布をかぶせる。

布の裾が垂れて火に付かないように注意。

 

できあがり。

 

中国のおやつ、という感じ。

優しい甘み。