ドーナツの穴を空白として捉えるか あるいは存在として捉えるか

朝からドーナツを揚げた。

 

f:id:a_1984:20200523130117j:image

 

小麦粉 250g

サラダ油 小さじ1

砂糖 70g

ベーキングパウダー 小さじ2

たまご 2個

(お好みで)砕いたアーモンド 適量

 

全部混ぜて、まとまってきたら手で捏ねて、30分ほど寝かせる。

生地を1〜1.5cmほど広げて、コップなんかで型抜きして、低〜中温で揚げる。

f:id:a_1984:20200523130330j:image

 

なんだかサーターアンダギーのよう。

懐かしさのあるドーナツ。

オールドファッションや、流行りのふわふわドーナツとは程遠い。

 

ぷちぷちと小さく弾ける泡の音を聞きながら、穴のことを考えていた。

 

『ドーナツの穴を空白として捉えるか

あるいは存在として捉えるか』

 

村上春樹さんのこの言葉は、ふいに頭の中でわたしに問いかける。

 

まあともあれ、出来上がったドーナツの穴はずいぶん小さかった。

空白として捉えるのは難しいくらいだった。